top of page

ABOUT

ブランドのコンセプト

近年の国内衣料品は、1990年位から急激に海外へ生産拠点を移し、国内製産が減り続けて今や全体の2%と言われています。国内のアパレル産業は高齢化や人手不足もあり衰退していく一方です。

そんな厳しい状況が続いている中でも、優れた商品を創出されている人達が日本各地におられます。

今までは原価率、生産ロット、再現性の問題で商品化まで至らなかった企画等も、D2Cブランドという企画、生産、販売を一貫するスタイルで実現させようというブランドです。

ご挨拶

私は地元の岡山県倉敷市で染色の仕事を7年、縫製の仕事を13年勤めた後、2018年にブランドをスタートしました。

今まで製造側の立場にいたからかもしれませんが、従来のマーケティングやブランディングによって高価格になるブランドだけではなく、同じ高価格でも材料や手間暇をかける事に予算を使われたブランドがもっとあっても良いのではないかという想いを常に感じておりました。

生産者と消費者の距離は縮まり、価値観の多様化した時代だからこそ出来る事をしようとMIGOBROOMというブランドを作りました。将来的には企画、生産、販売に加えて、草木染め等も自社で出来るようにしたいという夢があります。

海外の大量生産に独占されることなく、少量生産でも国内生産ブランドとして共存していく事を目指していきたいと思っています。

代表 小野祐司

 

 

 

 

 

ブランド名について

​​日本のアパレル製造業から新しい糸口を見つけたい

ブランド名 MIGO  BROOMというのは実子箒を意味します。

実子箒とは、稲穂の実を取った後の穂先の部分「実子 ーみごー 」を束ねて作られた箒の事です。

実はこの実子箒が日本の絹産業の歴史に大きく影響しています。

2014年に「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録されましたが

開国後の日本において、絹糸業は外貨獲得に大きく貢献し、日本を近代化に導く巨大な産業でした。

その製糸過程の中で、「索緒 ーさくちょー 」と呼ばれる、お湯につけてほぐした繭玉から、糸口を取り出す工程で「実子箒」が使われていました。

実子箒で繭玉の表面をこすると、繭玉を傷つけることなく、糸口が自然に付着して出て来ます。

いかなる機械よりも自然界の藁が一番相性が良かった為、後に製糸が機械化した以降も機械の部品として組み込まれる程でした。

当時の西洋人は、日本の工女達の巧みに絹糸を作る様子を見て、まるで秘術のようだと驚いたそうです。

先人達が知恵と工夫により大きな成果を成し遂げたように、日本の素材や技術から新たな価値を創造する服を作っていこうという想いを込めて

MIGO BROOM」と名付けました。

IMG_2113.JPG
IMG_2159.JPG
IMG_1902.JPG
bottom of page